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幕内 恵三
Int. Rubber Conf. '97 (IRC'97), p.107 - 116, 1997/00
天然ゴムラテックスの放射線加硫に関する高崎研究所の最近の成果を、プロセス及びゴムタンパク質の放射線照射効果の2項目に分けて報告する。プロセスの進歩では、かき混ぜ装置の付いた反応容器によって低エネルギー電子加速器で、大量の天然ゴムラテックスの放射線加硫が可能になった。また、親水性モノマーを塗布した後、低エネルギー電子線を照射し、ゴム皮膜にハイドロゲル被覆をつくるプロセスが開発された。ラテックス中のゴムタンパク質は、放射線照射によって水溶性が増した。この水溶性タンパク質をゴム皮膜から水洗で除去するには、大量の水と長時間を必要とする。また、ラテックスの遠心分離でも完全除去はできなかった。しかし、照射後のラテックスを濃度20%程度に希釈して遠心分離すると、濃縮ラテックス中の水溶性タンパク質の量は、検出限界以下に低減した。